初級の雪山

北関東エリア

那須岳(茶臼岳)

 茶臼岳までならコースタイムは3時間程度で、危険個所もほとんどありません。大丸温泉から冬季ゲートを越えて、登山口まで歩く必要があるので、無積雪期と比較すると少しだけ行程が長くなります。
※山岳気象予報士の間では有名な話ですが、冬型気圧配置が強まると、那須岳の峰の茶屋付近がちょうど風の通り道となるので、非常に強い風が吹き抜けるようになります。防風対策はしっかりと行いましょう。

雲竜渓谷(氷瀑)

 こちらも登山ではありませんが、日光の雲竜渓谷にある氷瀑を見に行きます(2月頃がオススメ)。急勾配などはないので、チェーンスパイクで行くことができます。氷柱が落ちてくるリスクがあるので、近づきすぎないように注意しましょう。

社山

 男体山の向かいに位置する山です。日光はそこまで雪深くなることはないのと、社山はトレースがついていることも多いので、チェーンスパイクでも快適に登れることが多いです。少し林道歩きが長くて冗長ですが、山頂からは男体山や足尾山域を眺めることができます。コースタイムは5時間程度ですが、林道歩きが含まれるので獲得標高はそこまで大きくありません。

日光白根山

 ロープウェイを使って登ります。ドカ雪直後とかでなければ、チェーンスパイクで登ることが可能です。コースタイムは夏道で4時間程度。程よい雪山登山が楽しめると思います。
※遭難対策の一環として、ロープウェイに乗車するためにはココヘリを携帯することが義務付けられています(レンタルも行っています)。持っている人は必ず持ってきましょう。

赤城山

 群馬県の百名山です。行程も4時間程度と短めで、初心者にもおすすめの雪山として良く紹介されます。登る人も多く、トレースがしっかりついていることが多いので、チェーンスパイクでも快適に登れることが多いです。内陸側に位置する山なので、雪が多かったり、少なかったりと、毎年降雪量は安定しないことが多いです。直前に南岸低気圧が訪れれば、まとまった降雪をもたらすことが多いです。

至仏山(GW残雪期)

 GWの1週間前くらいからGWの終わりにかけての時期限定だが、鳩待峠行きのバスが運行するため、その間は雪の至仏山に容易に登れるようになる。雪はしまっているため、チェーンスパイクでも十分登れる。GWを過ぎた後は7月の開山まで入山禁止となる。