1/12(日) 寒波後の安達太良山
こんにちは、B.T.です。
先週末は安達太良山に登ってきました。
直前の1/8-9に今シーズン最大級の寒波がやってきており、積雪量が増えていることが予想されていました。
ちょうど昨年の同じ時期に安達太良山に登りに来ましたが、昨年は雪が少なく、スキー場の駐車場より下はほとんど積雪が無い状態でした。
今年は山の麓から積雪があり、登山前から、昨年とは雪の状況が全く違うことが分かりました。
トレースはあるものの、登山道は全体的に雪深く、トレースから足を踏み外すと膝まで雪に沈むような状態でした。
ゲレンデを離れて登山道に差しかかったところで、アイゼンを装着しました。
五葉松平や薬師岳では、看板が雪で埋もれており、雪に埋もれている状況からも、昨年よりも約1mは積雪が多いようでした。
そのため、多くの樹木が埋もれており、昨年よりも見晴らしが良かったです。
薬師岳を越えると、少しずつ踏み抜きが多くなってきたので、ワカンを装着しました。
稜線に上がった直後は山頂が見えていましたが、山頂に近づくにつれて、山頂がガスに覆われてしまいました。
山頂までの最後の登りでは、雪がちらつく中、ホワイトアウト気味のコンディションで、ラッセルをしながら歩くような状態になりました。
雲の分布予報では、12時ごろから晴れ間が見えそうだったので、その予報を信じて最後まで登りました。
山頂についた段階では、完全に展望が無い状態でしたが、山頂で自分の装備をピッケルとアイゼンに換装している間に、だんだんと雲が流れて、再び展望が見え始めました。
そして、最後の岩場を慎重に登り、無事に登頂することができました。
視界が開けてきたので、予定通り、沼ノ平方面まで進むことにしました。
ところが、この日は沼ノ平方面を目指す登山者はほとんどいなかったので、ところどころ膝元まで足が埋まるような積雪がある中、ラッセルしながら歩く羽目になりました。
苦労してたどり着いた沼ノ平の景色は圧巻でした。
今年の方が昨年よりも圧倒的に白く雪化粧していました。
沼ノ平から峰ノ辻までの登山道も雪深く、つぼ足だと膝元まで埋まるような状態でした。
峰ノ辻で再びワカンを装着し、くろがね小屋は経由せずに勢至平まで下りました。
最終的に予定よりも2時間近く時間をオーバーして下山する羽目になりましたが、雪深い安達太良山を堪能でき、充実した雪山登山を楽しむことができました。
昨年とは全く違う様子の安達太良山を見れて良かったです。
下山後は温泉に入って温まり、地元のラーメン屋でラーメンを食べてから埼玉に戻りました。
お疲れ様でした。
(参加人数: 3名)