8/18(日)-20(火) 大キレット

2日目

この日は強い高気圧に覆われるため、この3日間の中で一番天候が良さそうでした。
朝からすっきりと晴れてくれたおかげで、南岳山頂から綺麗な朝焼けを見ることができました。
前日は大キレットも笠ヶ岳も見えませんでしたが、この日は槍ヶ岳まで眺望がありました。

日が登った後は、準備を整えて大キレットへ向かいました。
この日は風も弱く、コンディションは最適でした。
南岳からの下りは、浮石を踏まないように慎重に下りました。
長谷川ピークまでは、核心部もないので、危なげ無く歩き切ることができました。
南岳方面も北穂高岳方面も迫力ある岩稜の景色が広がっていました。

長谷川ピークを越えると、長谷川ピークからの下り、北穂高岳方面の登り、飛騨泣きなど多くの核心部があるため、これまで以上に慎重に歩きました。
今回は、多くの核心部がある北穂高岳方面が登りとなるように、ルートを組んでいました。
特に飛騨泣きは、浮石も多く、ここを下ろうとしている登山者の方々は苦労しているように見えました。
北穂高岳直前で雲が増えてきてしまい、景色が見えにくくなってきましたが、北穂高岳小屋に到着後にゆっくり休んでいると、ガスが晴れ、再び槍ヶ岳方面の景色を眺めることができました。

北穂高小屋で休息した後、北穂高岳に登頂しました。
大キレットは越えましたが、北穂高岳~涸沢岳の間もかなり危険な岩場が続くため、集中力を切らさずに慎重に歩きました。
お昼ごろになるとガスも増えてきました。
最後の涸沢岳山頂直下の登りの梯子は少し緊張しました。

涸沢岳に登頂後、山頂で少し待っていると、奥穂高岳方面のガスが晴れて、前穂~奥穂~ジャンダルムまで姿が現れました。

穂高岳山荘に到着後は、小屋で昼食を食べ、その後は夕方までお酒を飲みながらゆっくりと過ごしました。
この日はコースタイム自体はあまり長くありませんでしたが、緊張感を持ちながら歩き続けていたので、精神的に疲れた気がします。
小屋の晩御飯も美味しく感じました。

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