サークル通信(#13)

前回からのまもなくのサークル通信となってしまい申し訳ありません。いくつか伝達事項があるのでまとめてお知らせします。

1. 新規メンバー勧誘開始のお知らせとあらためてのお願い

 前のサークル通信でもお知らせしましたが、最近、新規メンバーの積極的な募集を再開しました。募集掲示の閲覧者数は3~4倍に増えているようですが、今のところはまだ応募はありません。昨年の募集状況を見ると、9月中旬~10月初旬くらいが最もサークルを探す人が増える時期のようなので、若干タイミングを逃したように感じます。このまま引き続き募集を続けます。
 新規メンバーの募集に伴い、最近ホームページの内容を微改修しています。説明自体に大きな変更は加えていませんが、少し文章を読みやすくしたり、レイアウトを変えたり、追加の説明を加えたり、といった感じです。当サークルの説明の内容を見直してみて、サークル活動を開始した当初から現在も大きな指針は変わっていないな、と改めて感じました。

 皆さんに、あらためてお願いしたいと思っていることとしては、この当サークルの説明内にある4つの活動指針の内容に目を通して、書かれている内容を理解し、それに沿った行動ができているかどうか今一度見つめなおしてほしい、ということです。私個人の所感としては、活動指針1活動指針4については、皆さんにも協力いただき、これまでの活動内でもきちんと遵守できているように思います。ありがとうございます。ただ、活動指針2活動指針3については、まだサークルメンバー全員に浸透していないように感じています。活動指針2活動指針3について、私個人として、皆さんにどのようになってほしいのか、以下にコメントを記しましたので、これから活動に参加される方は、読んでいただけますと幸いです(かなり長文になってしまったので、畳んでおきました)。

活動指針②のリスクマネジメントについて思うところ(クリックして展開)

 リスクマネジメントに努めるという点についてですが、当サークルの活動への参加者の方々には、「山に連れて行ってもらう」という意識で活動に臨んでいただきたくないと考えています。主な理由については、活動指針にも書いていますが、まず、一般に社会人サークル活動で登山をするということは、法的な意味でも「自己責任」とみなされるため、原則的に自分の身は自分で守る・自分の行動に責任を持ってほしいと考えているためです(もちろん、グループ内で困っている人がいれば、手を差し伸べます)。次に、安全意識からの観点として、過去の大人数のグループ登山の遭難事例でありがちなのは、各人が「山に連れて行ってもらう」という意識を持ってしまった結果、自己のリスクマネジメントが疎かになってしまうことがあるようです。こうした理由から、皆さんには「自らの意思で一緒に登山に参加する」という意識を持ってほしいと思っています。

 「自らの身は自分で守る・自らの行動に責任を持つ」「自らの意思で一緒に登山に参加する」という意識を持っている方であれば、リーダーに頼らずとも、事前に自分自身で登山計画の内容をもとに、歩く予定の登山道コースの情報を調べたり、地形図で地形を確認したり、直近の天気予報を確認することができると思います。もちろん、私もリーダーという立場上、事前に計画内容のチェックを行い、重要な情報は皆さんに速やかに展開するように心がけていますが、私も人間ですから、時には確認が抜け漏れていることがあると思います。参加者の方々には、私とのダブルチェックの意味も兼ねて、自分自身でも計画内容や天気予報などについて確認をする習慣を身につけていってほしいと考えています(気づいたことがあれば、ぜひ他のメンバーともシェアして下さい)。

 また、計画段階だけではなく、実際の登山中にもリスクマネジメントとして考えることがあると思います。例えば、私の場合は、空の様子を見て今後の天気の変化を予測したり(観天望気)、地図を見て整地して現在位置を確認して進むべき道の予測をしたり、我々の歩行ペース、他のメンバーの様子、後続の登山者の状況、登山道の様子などを確認したり、と様々なことを考えています。参加者の皆さんも、頭を空っぽにしてただ前の人についていくのではなく、色々なことに気を配りながら、そして、もし何か気づいたことがあれば、他のメンバーとも情報を共有するようにしてもらいたいと思っています。

 もちろん、登山を始めたばかりの初心者の方については、いきなり色々なことを考えるのは難しいと思います。まずは、他の参加者の方々が登山前・登山中にどんなことを考えているのか、どのように情報収集しているのかを見て学ぶようにして下さい(分からないことがあれば、積極的に質問して下さい)。そして、少しずつ自分自身で調べる習慣をつけてみて下さい。毎回の山行でよく考えながら登山に取り組むことができれば、だんだん視野が広がり、すぐに一人前の登山者として成長できると思います。逆に、いつまでも計画内容を考えることを人任せにしたり、自分自身で登山に関連する情報を調べたり、分からないことを勉強をせずに、他の人に上辺だけの知識を聞いて分かったつもりになっていると、いつまでも一人前の登山者として成長することができないと思います。

 最近の自分の行動を振り返った時に、「毎回の山行の計画内容について自分では自分に調べずに、ただ周りの皆についていく状態になっているな」と感じた人は黄色信号です。私視点で見た限りだと、現在のサークルメンバーの中には、ちゃんと自身でリスクマネジメントできている人、発展途上ながらもリスク意識を持っている人もいれば、ただ「登山についていくだけ」になっている人もいるように見えます。少しづつでもよいので、全員が自身でリスクマネジメントできるようになってほしいと思っています。

活動指針③の能動的に活動に参加するという点について思うところ(クリックして展開)

 以前に比べると、サークル内で自分の登りたい山などを自発的に調べたり、登山に興味を持って臨むメンバーが増えてきたように思います。ただ、まだ過半数の人がどちらかと言えば、まだ「受動的に」サークル活動や登山に臨んでいるように感じています。もっと多くのメンバーが登山に対して興味を持って、知識や見識を自ら広げていってもらいたいと考えています。

 メンバーの皆さんが能動的に活動に参加できるかどうかは、私が登山サークルを運営するモチベーションにも関わってくる話です。私はサークルを立ち上げる以前(コロナ前にさかのぼりますが)、いくつかのサークルに入っていました。大規模の登山サークルの初心者向けの山行計画にも何度か参加しましたが、そこで集まった参加者は、そこまで登山に興味があるわけではなく、どちらかと言えば、企画者の計画にのっかって集まって、みんなでワイワイしたい、という感じの方々でした。そのグループ内では、真面目に登山の話ができる人はあまりおらず、真剣に登山に取り組める仲間を増やしたいと思ってそのサークルに参加していた自分としては、その状況がとても残念に感じた記憶があります。私は、このサークルをそういったグループにはしたくありません。真面目に登山の話ができる方々が集まって、登山に対して真剣に取り組めるグループにしたいと思っています。少なくとも、このサークルには、登山が好きな人が集まっていると思います。程度の差はあれど、サークルメンバーの共通点は「山が好き」ということだと認識しています。

 また、私は自分と「対等」な関係で登山ができる友人を増やしたい、という思いもあって、自ら登山サークルを立ち上げました。ここで言う「対等」というのは、一緒に難易度の高い山に登れるとかそういうスキル的な意味ではなく、登る山のレベルはどちらかと言えばどうでもよいと思っていて、山に対して興味・関心を持っており、安全に登山をするために必要な知識を身につけていける、そんな自立した登山者と築ける関係のような意味として言っています。

 もちろん、「まだ登山を始めたばかりで、山について良く分からない」という人には、私の方で、登山に興味を持ってもらえるきっかけとなるようなオススメの山を紹介したり、有名な山に連れて行ったりすることはできます。ただ、いつまでも「山に連れて行ってもらう」という意識が抜けず、いつまで経っても成長が見られない人と、「非対等」な関係のまま、一緒に登山を続けていくのは嫌だなと思っています。もし登山に興味を持ってきたのなら、皆さんの方でも、日頃から、どんな山があるのか調べてみたり、登山する上で必要な知識(読図とか)などを学ぶようにして下さい。私はそんな風に真面目な姿勢で登山に臨む人と一緒に活動を続けていきたいと思っています。

 皆さんから「最近こんな山に登った」「今後こんな山に登りたい」「この山に挑戦するために体力をつけたい」「こんなギアを買ってみた」「読図の勉強を始めた」「登山関係の本を読んでみた」といった話を聞いたり、皆さんが山に興味を持って真剣に取り組んでいる姿を見ると、私にとっても対等な登山仲間ができたと実感できるので、とても嬉しく思います。参加者の方々の多くがそういった風に成長していってもらえると、私自身サークル活動を運営するモチベーションが高まると思います。

 長々と書いてしまいましたが、この4つの活動指針には、サークルメンバー全員に理解して頂き、意識して行動してほしいと思っているポイントをまとめています。もちろん、今後新しく入ってくるメンバーの方々にも、正しく理解してもらいたいと考えています。そのためには、まずは現在のメンバーの皆さんにも理解し、指針に沿った行動を心掛けて頂きたいと思っていますので、ご協力をお願いします。

2. 「冬山行先相談グループ」を開設しました。

 数日前に、新しいLINEグループである「冬山行先相談グループ」を開設しました。このグループの詳細については、メンバーページの「メニュー」「LINEグループ」タブをご覧ください。

 また、この「冬山行先相談グループ」内で12月の予定の相談も開始しました。皆さんからもリクエストを受け付けていますので、何かありましたらお知らせください。

3. これまでの山行計画グループを削除します。

 ここ半年間の各サークル山行で立ち上げた山行計画のLINEグループが溜ってきましたので、順次削除を開始しようと思います。10月いっぱいで、ほとんどのグループを削除しようと考えていますので、みんなが撮った写真を手元に保存しておきたい、という人は、お早めに写真をダウンロードするかGoogle Photoのリンク先を控えておいて下さい。Google Photoの容量はまだ余裕があるので、クラウド上の写真は今後しばらくは残しておくつもりです。また、私のPCのハードディスクにこれまでの山行写真は全てデータとして保存していますので、欲しい写真などがあればお知らせ頂ければと思います。

4. メンバーページ内にBlogを開設しました。

 メンバーページの「メニュー」「投稿」タブの中に、私の個人的なブログを開設しました。私が個人的に最近登った山の紹介とか、登山に関係すること・関係ないことなどをサイレント投稿していくつもりです。もし興味のある方がいれば、たまに覗きに来てみて下さい。私に直接会った時などに、ブログの感想とかコメントを頂けると嬉しいです。

 最近はメンバーページにアクセスされているメンバーの方が少ないように感じており、このブログ発信などを通じて、少しでもアクセスされる方が増えるきっかけになれば良いかな、と思っています。サークルの予定のカレンダーなどはこまめに更新していたりします。メンバーページは、サークル内のどのLINEグループに所属していない方々を含めた全メンバーに平等に情報共有できる場になっているで、今後もうまく運用していきたいと思っています。

今回のサークル通信は以上となります。次回こそは、年末年始頃に発信することを予定しています。